年上王子様とのアリエナイ××①


祐君に抱きしめられた感覚が未だに残ってる。


あたしには翔さんがいるのに..。


重い足取りのまま着いたマンション。

鍵を入れて自動ドアを通ってエレベーターに向かうと



「もしかして柚子さん?」



おんなの人の声に振り向くと

雑誌から飛び出してきたかのようなすごく綺麗な女の人が
目の前に立っていた。


とりあえずこくんと頷くと


「よかった。これ翔に渡しといてくれる?」


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