年上王子様とのアリエナイ××①
「お願いします」
婚姻届を出して待ってる間も
翔さんはあたしの手をぎゅっと握っていてくれた。
それが嬉しくて
くすぐったくて
翔さんと両想いになれたんだって思うと
すごく嬉しい。
あれ..でも翔さんって
いつからあたしのこと好きなんだろう?
「あの、翔さん?」
「ん?」
聞いていいのかどうか迷っていると
「はい、北原さん!」
受付の人に呼ばれて立ち上がった。
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