年上王子様とのアリエナイ××①


「送ってやれなくてごめんな」


祐くんは最後まで本当に優しくて。


それが余計にあたしの涙腺を弱くした。


祐くんと別れて


とぼとぼと歩きながら空を見上げる。


寒空の中、空気がすんでいるのか。満天の星たちが光輝いている。


いつか祐くんにも大切な人ができますように。

守りたいって人が現れますように。

そう祈りながら家路に向かって歩きだした。






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