年上王子様とのアリエナイ××①
「あのね、今時どこの男がそんなので喜ぶと思ってるの?」
次の日、
落ち込むあたしを見てまた何かあったと興味深々に聞いてきた理恵ちゃんに
説明するとバンバンっとあたしが参考した雑誌をたたきながらため息をついた。
あ..もらった雑誌なのに...
「だって..出来ると思ったんだもん」
昨日あれからどんなに頑張っても翔さんは何もしてくれなくて
それどころろか
最終的には
「もう鬱陶しいんだけど」
なんて言われてしまった。
もう起き上がれなくなるほどのダメージをくらいましたよ...ハイ..
「あたしって。女として魅力ないのかな。」
机に突っ伏すあたしに
「そうね~まあそこまで言われたら自信もなくすよね」
理恵ちゃんが冷静に答える。
ううっ..悲しいやら悔しいやら..
「でもさ、翔さん、大事に想ってるってことじゃないの?」