年上王子様とのアリエナイ××①


こんなの初めてなのに

体が翔さんをほしがってる。

もっと触って欲しいって思ってる。

イケナイ子だ・・あたし

「翔さ」

「ん?」

「もうあたし、翔さんのものに..」


あたしは大丈夫なんだよ?

夫婦なんだもん。

初めてだけど。

でも好きだから

だからあたしを翔さんのモノにして欲しい。



なのに...


「ごめんやりすぎたな。」


そう言ってさっと手を離して

素早く下着を付けて服を元通りにしてくれた。


「で、例の祐君がどうしたって?」


翔さんがいつもと同じ優しい口調で言いながら広いリビングに戻る。


どうして

どうしてそんな普通に何でもないように出来ちゃうの?


あたしはこんなに翔さんが好きなのに

「柚子?」



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