年上王子様とのアリエナイ××①
「あら、おはよう」
次の日、いつもと同じようにエレベーターに乗りんでいると20階で止まり、
篠崎さんが入ってきた。
「おはよう、ございます」
会社のマンションなんだし
何回も会ってはいるんだけれど
なんとなく苦手に思ってしまう。
「翔はどう?仕事進んでる?」
「あ、はい毎日部屋にこもってお仕事してるみたいです」
「そう。あの人の体調管理はあなたの責任なんだからね」
「はい・・」
分かってることだけどこの人に言われると言葉がずんと重くのしかかる。
「ところであんた達・・一体どこまでいってるの?」