年上王子様とのアリエナイ××①
「翔さんどうしてあたしに触れてくれないの?」
「柚子服を着なさい」
「いや!!!あたしだって奥さんなんだよ?女なんだよ?」
「柚子・・」
分かってる、困らせてるよね。
でもじゃああたしはどうすればいいの?
一体どうすればよかったの?
「翔さんはあたしを何だと思ってるの?」
「言ってるでしょ?教えてるでしょ?いつもキスで、言葉で。
君を愛してると伝えてるはず..」
「あたしは!もうキスだけじゃイヤなの!!満足できないの!!
ちゃんと翔さんのものだっていう証が欲しいの!!」
「柚子」
「ねぇあたしは翔さんにとって何なの?」
「柚子いい加減に」
「あたしは・・あたしは“あいつ”じゃないんだよ!!!」
そう言った途端
バシン
頬に痛みが走った。