年上王子様とのアリエナイ××①


「逸らしましたね?」


「何が?ほらするの?しないの?」


「す、するけど」


「じゃあ瞳閉じて」


言われた通りにすると、翔さんがキスをしてきた。


甘くて

蕩けそうなキス。


いつまでもしていたいって思う。

唇だけじゃない。

全身で翔さんと繋がっていたいって思う。


翔さんもそう思ってるのかな?


ふと、さっきのおじい様の事が頭をよぎった。


唇が離れると


「もう寝ようか」

翔さんがもう一度手を伸ばす。


「ねぇ翔さん、あたし達、大丈夫だよね?絶対に絶対に大丈夫だよね?」



< 260 / 327 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop