年上王子様とのアリエナイ××①


まだ16歳になったばかりの女子高生に

旦那様のおじいさまから離婚届けをつきつけられて

なにができるの?

反対なんてできない


「絶対に離婚しません!」




なんて堂々と宣言なんて出来な・・


「あんただったら大丈夫、翔の言葉を信じてあげられる」

「いつだってどんな時だって俺はいつも君を選ぶし、君も俺を選んでほしい」


あたし・・バカだ


足を止めた。

ざわざわウルサい人たちの声が遠くに聞こえる。


ポケットからは再び携帯が鳴り出す。


もう後には戻れない。




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