年上王子様とのアリエナイ××①
「俺は君とその“絶対”という言葉の存在を見付けたいんだ」
そうだね、
あたしもその言葉の意味がやっと理解できたよ、翔さん。
そしてごめんなさい。
ちゃんとあなたを信じられなくて。
もうあたしは大丈夫、
きっと何があっても
この恋を
結婚を
あたしが守ってみせる。
そう誓って
手に力を込め窓の外に映る景色に視線を移した。
「着いたぞ」
車を走らせること1時間ほど。
車は大きなお屋敷の前に立ち止まった。
男の人がお金を払い車からでる。
「すごい・・」