年上王子様とのアリエナイ××①
なに・・この顔・・
イヤな予感がよぎるようなこの、悪魔な笑顔はいったい何なの?
「俺昨日君に言ったよね。自分にしか出来ない事があるって」
「はい」
「それで一晩考えたわけ。柚子がどうしたらいいのか」
いきなり呼び捨て?
しかも考えるなんてよけいなお世話だし・・
「それでさ思いついたんだ」
「な..何を?」
そう聞き返すと、北原さんからとんでもない言葉が聞こえた。
「俺と結婚すればいいじゃんってね」
は..?
「けっ..結婚..ってだ、誰と誰が!?」
「君と俺」
「そんな..え?」
あたしと北原さんが
結婚!?
結婚だなんて・・・