年上王子様とのアリエナイ××①
初めて知る事
「あ、こんにちは」
もしかしてセールスの人?なんて思ったけど
ここはオートロックで、簡単には入れないはず。
でもあたしの時みたいに他の人と一緒に入ってきたり?
どうしよう、そう思うと怖くなる。
「高島柚子さんですね?」
どちらかというとおじさん?っぽいひとがあたしに笑顔を向ける。
とりあえず頷くと
「失礼しました、私北原翔支社長に長くお仕えしております、榊と申します」
「榊・・さん?」
「支社長に言われまして、今すぐに柚子様をお連れするようにと」
「言われましてって・・どこに行くんですか?」
「とりあえず、来てください」
「え、あっちょっと!!」