年上王子様とのアリエナイ××①


全ての誤解が解けて

やっと心の奥から素直に笑える。


よかった、本当に良かったよ。


これで少し

ほんの少し、あたし達の距離、縮んだよね?



「罰として、これからはちゃんと食べる事!!」


クスッと笑いながら今度はあたしが翔さんをいじめる。

たまにはあたしがイジワルしたっていいよね?


「...絶対に嫌だし」


子供っぽい翔さんも見れた事だし。

今日はこのくらいにしておこうかな?




それから楽しい食事が始まり、

あたしの言いつけをきちんと守った翔さんは

かなり時間がかかったけど野菜をきちんと食べた。


そして食後のデザートも終わったところで


「君に話があるんだ」

翔さんが真剣な表情で話を始めた。





< 97 / 327 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop