年上王子様とのアリエナイ××①
全ての誤解が解けて
やっと心の奥から素直に笑える。
よかった、本当に良かったよ。
これで少し
ほんの少し、あたし達の距離、縮んだよね?
「罰として、これからはちゃんと食べる事!!」
クスッと笑いながら今度はあたしが翔さんをいじめる。
たまにはあたしがイジワルしたっていいよね?
「...絶対に嫌だし」
子供っぽい翔さんも見れた事だし。
今日はこのくらいにしておこうかな?
それから楽しい食事が始まり、
あたしの言いつけをきちんと守った翔さんは
かなり時間がかかったけど野菜をきちんと食べた。
そして食後のデザートも終わったところで
「君に話があるんだ」
翔さんが真剣な表情で話を始めた。