彼岸花 パート2
「わかった」

「絶対にミスはゆるされないわよ」「成功した暁に結婚しましょう」

もう信二とは恋人になって8年の歳月が流れていた。

「どうやって殺す?」「水死は?」「一番わかりにくいでしょ?」「いいよ」「やるよ」

信二はまずテイーパーテイに出席した、ダミーの奥さんのだんなということにして。

そして主人と友達になった。

主人の趣味は釣りだった、だから水死を思いついた。

「こんどの日曜日決行だ」「そうね決行ね」

「いい、絶対ミスは許されないわよ」「わかってる、軽くシャンパンを口に含ませキスをした」

主人は殺されるとも知らず、日曜日信二と何もしらずに釣りに出かけた。

帰ってきたのは5時過ぎ、うまくやれたらしい。

「池に睡眠薬をコーヒーに入れておいて沈めた」「そうそうはあがってこれないよ」

「これも罰ね、ペナルテイってあるものね」
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