彼岸花 パート2
私たちは祝杯を挙げた

「さて、いつにする私たちの結婚式?」「そうだね今年のクリスマスなんてどう?」

「クリスマスイブか」「いいな」

何時間も私たちは愛しあったベッドの夫が使っていたベッドで。

時間は流れて、クリスマスイブが来た。

教会の鐘が鳴り響く、牧師が私たちの前に立ち聖書を片手に誓いの言葉をくちにする

「やめるときもすこやかなときも汝を愛しますか?」「はい」「では誓いのキスを」

そして私たちはキスをした。

癒えに帰り、夫がいなくなった新居でのこと。

ある日、信二が新しいボージョレーが入ったとワインを持ってきた。

「まあ素敵ね」「いただくわ」

私はこれから起こることをまったく知らなかった。

ワインを少し飲んだら眠くなってソファで眠ってしまった。
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