姫!!そこはよしとしましょう


「彩実っ!!」


校舎を出て正門に向かっていたわたしを呼んでやってくるのは、
付き合って03か月の一輝。


「一樹!!部活は?」
「ばっくれたし」
「そんなことしていいの?」
「彩実に会いたかったから♪」


―どうせ練習嫌なだけでしょ


冷たい声がわたしの中で響く。

一樹に告られて付き合い始めたのはよかったんだけど…


ちょっと後悔してる。


後悔の原因は…まぁいっか。



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