姫!!そこはよしとしましょう
03
連れてこられたのは…大名屋敷。
あまりにも広すぎて、
元の世界で住んでる家が小さく懐かしく思えた。
「まずは異国の服からお着替えください」
そんなものを着て…日本人としていかがか、
そうブツブツ言いながら
白髪頭のお爺さんは家に入っていった。
わたしもそれに続く。
家に入ると、
頭を下げたたくさんの人がわたしを待っていた。
「お帰りなさいませ」
「…た、ただいま」
思わず言うと、たくさんの人が頭をあげた。
そのうちの01人の女の人が
トコトコ近寄ってきた。
「お召し物をお替えしましょう」