キミシダイ


お母さんが亡くなって…お父さんが仕事で家に居なくなって…


高3の今まで一人でやって来たんだもん…

それを今更…見ず知らずの【兄貴】に翻弄されて…


どうすれば良いのか解らないょ





「……ごめん…泣かすつもり無かったんだ」


優しく私の髪を撫でる…そっと顔を上げると、ソイツは困ったような笑みを私に向けた



「…可愛い顔が台無し…月…チャンは、笑顔が一番」


「……可愛くないもん」



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