キミシダイ
三月




二月のソワソワした雰囲気から一転…



3月1日の卒業式を翌日に控えた…





「ねぇ先生?」


いつも通り、先生は私を抱き締めながら眠りに就こうとしていた



流石に約一年、こうしてると、抱き締められて寝るのにも慣れてしまうもので…




「先生?……明日、卒業したら…あたしをお嫁さんに…してくれる?」


「……なにマセタ事言ってんだか(笑)月チャン、良い嫁になれるのか?」


「なれるよ!!!……多分(汗)」


「多分かよ(笑)………早く寝ろよ…明日、寝坊すんなよ?」


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