キミシダイ




天川は…




「………はい」




天川は私だ…





嫌々返事した時、奴と目が合い、奴はニコッと営業スマイルを向けて来た




フンッ…気色悪い…

私はプイッと顔を外に向けて、また空を眺めた




奴は私の居場所を脅かす…


家も学校も…





奴が先生だなんて知らなかったし…


やっぱり愛花と大翔にだって【兄貴=先生】って事は極秘事項…



誰にも心の苛つきを話せないって事だ…



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