未送信メールのなか

沈黙の中、私は繋いでる手を緩めていた、大好きなはずなのに。






かまって貰いたくて・・・・あなたに心配して欲しかった。


帰りのホーム。

ついに私は取り返しのつかない事をしてしまった。




「今日はここまででいいよ」



「なんで?送るよ。」



「大丈夫。1人で帰れる。」


「なんでそんな事言うの・・・?」





「送らなくていいって!送って欲しくないの!!!」 







そして繋いでた手を・・










振り払うように離した。





「な・・・・んでもう!!」



一季はいってしまった。






声が震えていた・・・


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