未送信メールのなか

dear:一季
帰んないでよ・・・
戻ってきてよ・・・
一季。ごめんなさい









こんな時・・・
ホームにずっといる私を周りの人はどう思ったかな。じろじろ見られてるのも知らずにがむしゃらにあなたを呼んだ。








To:一季
やだ。俺の気持ちも考えないで。



あんな事言われたら
俺だっておれちゃうよ。悲しかった。
寂しかった。

もう最後だった。
















・・・・・

・・・・・え?



最後って・・・・・



一季がいなくなる?
もう一生好きだよって言って貰えないの?
キスは・・・手つなげないの?









そう思ったらしょっぱい水が溢れ出した。






おさえきれなかった。




大粒の涙を隠しながらホームの隅に行った。


< 7 / 12 >

この作品をシェア

pagetop