未送信メールのなか
dear:一季
帰んないでよ・・・
戻ってきてよ・・・
一季。ごめんなさい
こんな時・・・
ホームにずっといる私を周りの人はどう思ったかな。じろじろ見られてるのも知らずにがむしゃらにあなたを呼んだ。
To:一季
やだ。俺の気持ちも考えないで。
あんな事言われたら
俺だっておれちゃうよ。悲しかった。
寂しかった。
もう最後だった。
・・・・・
・・・・・え?
最後って・・・・・
一季がいなくなる?
もう一生好きだよって言って貰えないの?
キスは・・・手つなげないの?
そう思ったらしょっぱい水が溢れ出した。
おさえきれなかった。
大粒の涙を隠しながらホームの隅に行った。