ねこ

「猫に首輪を探してるんですが」


お客様だ

今は昼間

こんな時間に珍しい


そこには背の高い会社員風の男の人がいた


「はい。首輪ならこちらに」



その人を案内する

「女の子ですか?男の子?鈴が着いたものもありますよ。後ろが大きなリボンになっているものも」

「ははっ。女の子です」

その人は笑って、真っ黒なリボンの首輪を手にとった

「これにしようかな」


「ありがとうございます。新しいものをお出ししますね」


「あぁ。どうも」


お買い上げだ

今日はお客様が少ない


早く上がれそうだけど
今日はあきらも家に来てくれそうにないし


何をしよう
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