アカシアの花
映画の題名は「花」。

芽生え、咲き誇りそして散っていく中での

人の切ない愛を描いたものだった。

その映画の中にでてきた黄色い小さな花。

一つ一つは小さい花びらなのに

それがたくさん集まって

1つの花になっている。

あたしはその花を

どこかで見た気がしてならなかった...

「ねぇ‐暁人?あの花何だか知ってる?」

「花?知らねぇ‐。愛花って花興味あったっけ?」

「いや...なんか見たことある気がしたから聞いただけ。」

「そっか‐。」

「どっかで見たのよね‐。」

「そんなに気になんの?」

「うん。まぁ‐ね。」

< 6 / 12 >

この作品をシェア

pagetop