アカシアの花
「大事って?」

「夢に見るんだよね。たまにだけど。」

「夢?どんな?」

「あたしがまだちっちゃい時なんだけどね‐。
 あたしと誰かもう1人、男の子かな?
2人でこの花の前にいて花言葉について話してるの。」

「へ‐。んで花言葉何?」

「それが覚えてなくってw」

「愛花ダメじゃん。」

「悪かったわね‐。」

そんな話をしながら過ごしていたら

もう夕方だった。

「あたしそろそろ帰るね‐。」

「おう。送ってく。」

「うん。ありがとっ。」

暁人がパーカーを取りに入ってる間に

携帯を開いた。

「新着メール1件」




 
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