7時。
「なー君が言ったの...。」
「なにを?」
「...2年の市原を好きになった。って。」
目に涙を浮かべながらその人は言う。
...この人、3年だったんだ。同い年かと思ってた。
「それで...もう何も考えられなくなっちゃって。
なー君のこと本当に好きだったから」
あぁ。まあそんな感じはするが。
これはあれだな、なー君とやらのせいだな。
...しめよう。
「元カノさん。なんかよくわからんが
私が宇野さんと話してくる。」
あなたとじゃラチがあかない気がする。
とりあえずわたしが去ると彼女たちは
硬直して何も言えず立ちすくんでいた。