unrequited love
荷物は、そこめで入っていなかったせいか、すぐに片付け終わった。
ご飯作りも洗濯も全てお母さんがしてくれるから、何もすることがなくなった私は、リビングでごろごろしていた。
「もう。久々に帰ってきたと思ったらごろごろして。
ひさしぶりに散歩でもしてくれば?」
そう、お母さんに言われて、暇だった私は外に出る。
特に変わっているわけでもなく、ただ平凡な道だけど。
でも、私にとっては落ち着く場所だった。
毎日毎日通っていた道だから、こんな風には感じたことはなかったけど
ただただ懐かしくて。
昔のことまで思い出した。