unrequited love
「あ、健人。お前一番後ろじゃねーかー。せこいなー」
と聞こえた瞬間、私は、急いで左右を確認する。
よし、まだ一番右が残ってる!
私の隣じゃありませんように!
暫くすると2人が歩き始めた。
あーお願い!隣じゃありませんように!
こういう嫌な予感ってだいたい当たるものだ。
私の願いも虚しく彼は、隣に腰を下ろした。
絶対に目を合わせないように、前だけをじーっと見る。
はやく先生来ないかな。