unrequited love



「今度の日曜日あいてるか?」


2人でうどんをすする。

少し外を見て、だんだん冬が近づいてくるのがわかる。


もう、冬か…。


「千秋?」

「え?」


ぱっと直樹を見ると、心配そうに私を見ていた。


「だからー、今度の日曜日あいてるかって聞いてんの。」

「あぁ、えっとー実家に行かなきゃ行けないから無理かな。」


もう、1年近く実家には帰っていない。
そろそろ帰らなきゃいけないとは前々から思ってた。

お母さんにも呼ばれていて、タイミングがいいかなと思っていた。




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