unrequited love


「そっかーなら仕方ないな。」

「うん。でも、急にどうして?」


私たちは、そんなにデートというものはしたことがない。
こんな誘われ方も久しぶりだった。

だから、何かあるのかと思ったら


「あぁ、お前が好きそうな店見つけたんだよ。」

「え、そうなの?行きたい~」

「でも、実家は帰んなきゃだろ。な?また、今度行こうな。」

「うん。」


そう言って、また二人で少し冷めてきたうどんをすする。


地元・・・か・・・。




何年ぶりかな…




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