【短編】未来を見に行こう
ここには二万冊以上の本が置いてある。

しかもほとんどが古い本ばかり。

だから本を借りに来る人はお年寄りばかり。

だからあやめはとても珍しい利用者なのだ。

「えっとあれっ?こんな本なんてあったっけ?あれっ、この本題名がないなぁ~。まっいいか。これ借りよ~っと」

「梅さんこれ借りるね~」

「!?……。あやめちゃん…本当に借りるの?」

「この本借りちゃだめなの?」

「いえね・・・。借りるのはいいんだけど・・・・。」

「じぁ借りるよ!」

「えっええ・・・。じゃあ・・・はいっ一週間後に返しに来てね・・・。」

「は~いじゃあ梅さんバイバーイ!!」

パタパタパタ・・・・バタン

「はぁ~あやめちゃん・・・。」

あの日、この本のせいであんな事がおこるなんて・・・・・・。




                                                                            
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