たまには、こんな日も
「実里」
未だに布団を頭から被っている実里に声をかけ、布団をめくる。
眠いと駄々をこねる実里の体を起こし、唇に桃を当てた。
それをゆっくりと咀嚼し、飲み込む実里。
何回か食べさせたあと、もういらないと首を横に振られた。
まあ、少しだけでも食べられたからいいか。
器を置いて、もう一度実里の額に手を当ててみる。
やっぱり、熱いな。
「病院行くか?」
「ううん」
その返事に、市販の薬を飲ませ実里を寝かせた。
氷枕を敷いてやると、実里は気持ち良さそうに目を細めた。
この様子だと、明日も明後日も熱は下がらないかもな。
ほんとは仕事をしに会社に行こうと思ったけど、実里を一人に出来ないから家にいるようにするか。
会社は行かないと答えると、実里は嬉しそうに笑った。
未だに布団を頭から被っている実里に声をかけ、布団をめくる。
眠いと駄々をこねる実里の体を起こし、唇に桃を当てた。
それをゆっくりと咀嚼し、飲み込む実里。
何回か食べさせたあと、もういらないと首を横に振られた。
まあ、少しだけでも食べられたからいいか。
器を置いて、もう一度実里の額に手を当ててみる。
やっぱり、熱いな。
「病院行くか?」
「ううん」
その返事に、市販の薬を飲ませ実里を寝かせた。
氷枕を敷いてやると、実里は気持ち良さそうに目を細めた。
この様子だと、明日も明後日も熱は下がらないかもな。
ほんとは仕事をしに会社に行こうと思ったけど、実里を一人に出来ないから家にいるようにするか。
会社は行かないと答えると、実里は嬉しそうに笑った。