はちみつcouple


「いや、美亜は今から俺とデートなんすよ!」


あせったように言う辰巳くん。



「ち、ちがうよ!!

わたしが『買いものに行く!』って言ったら
辰くんが勝手についてきたんでしょ?

だいたい、辰くん彼女いるじゃん!!
しかも5人も。」


へぇ・・・
そうなんだ;


「まぁ、それはおいといて!!

美亜、ちゃんと俺のこと待ってたってことは
俺と一緒に行きたかったんでしょ?」


「そ、それは・・・ちがうもん!!

司くん話してただけだもん。」




美亜ちゃんは真っ赤になって少し涙目にまでなっている。



その姿がすっごく可愛い。




「美亜、か~わいい!!」



辰巳くんもそう思ったみたい。

よしよしと、頭をなでている。




「や、やめてよ!!辰くん。

司くんの前で。」



美亜ちゃんは、司のことを気にしてる。


彼氏だもんね。






「そんなの、小さいときから見慣れてるよ。」



司が笑う。




小さいときから!?


もしかして、幼馴染なの?

そこから恋に発展したっていう・・・・。








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