男友達

「〜〜っ!!!買ってくる!!!ちょっと行けばコンビニあった!!!」


「あ、じゃあ…」


私も……





「美香行くぞー」




ドクンッ




「えー。なんで私…」




ドクンッ




「あ、茜雲。」


なんで?なんで美香なの?


「(俺、美香に告る。)」


ドクンッ



「(……そ、っか。頑張ってね。陽太。)」




そう言って君の背中を押す私と照れたように笑って走っていく君。


これほど君の笑顔が残酷だと思ったことはなかった。







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