本当の君

彼が脱衣場へ向かって歩く姿を後ろから眺める。

自分ってあんな感じの姿をしているんだ。

改めて思った。

待つこと1時間。

長いようで、短いようで、ずっと彼の姿を想像してた。


ガチャッ

脱衣場のドアが開いた。

「……待たせて、ごめん」




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