Pandora Crown
introduction~序章~



「――お前か」


 真っ暗な空間の中,男の声がする。俺はその声に敏感になる。


「誰…だ……?」


 少しずつ俺は歩き出す。声を頼りに。 

 急に俺の頬に生温いモノがビシャっと当たった。その瞬間,スポットライトに当てられた感覚に見舞われる。
 
 
 そこで俺は見た。

 
 


「う…あぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
< 3 / 4 >

この作品をシェア

pagetop