CLEAЯness


「ほら…飲めよ」



「飲め……って言われても……


無理に決まってんじゃん…!!!!」



先生は悪臭を放つ「アレ」が入ったビーカーを、私の口元に押しつけている。

私は口を開けないよう必死に口に力をこめる……

手は両方とも先生にガッチリ捕まれ動かせない…臭い…!!悪臭が直に鼻に入っていく……




「お願いだよ谷沢…お前しかいないんだよ、こんなに肌荒れてるヤツ。」



…はあ?

…はああああ?!!


「谷沢は皮膚炎薬の実験台にするにはもってこいなヤツだな♪」


< 11 / 38 >

この作品をシェア

pagetop