CLEAЯness
「そもそも私っ…!なんで…透明になってるの?!よく考えたらコレってあり得ないことだよ…!!昨日飲まされたアレには…何が入ってたの?!」
「…んー」
相川はすこし考えこみ、もっていた分厚い本をテーブルに置いて、パラパラとページをめくりだした。
「1030ページ…1030…、あ。コレコレ」
相川が1030ページの図を指差す。
「は?なに語?コレ」
見たことのない字が隙間なく書き込まれている。
「まあこの前の薬は、透明になるとか特殊な能力をもった動物の成分が含まれてる。」
「えっ…じゃあ最初から「透明になる薬」って分かってて飲ませたの?!!」
「ちげぇよ、皮膚炎の薬だって」
「相川はこの本の字、読めるの」
「んー?無理」
「は?!」