CLEAЯness



「はぁ…」

ため息をつき、準備室のドアを開けると…



「うわっ!?」



開けると同時に部屋のなかからイヤーな匂いがした。

腐ったような…

少しアンモニア臭のような…




「お♪やっと来たか♪」


「…なんでそんなに嬉しそーなの」



さっきの先生とはなにか違くて、語尾のあとに「♪」が付いているようだった。



「まあ座ってよっ♪」


先生はイスから降りて、自分が座っていた場所をポンポンと叩いた




先生…こんなキャラでしたっけ…



少し目線を変えて先生の手もとを見ると、


……ん?



匂いの原因はコレか!!

…と感じさせる液体が、下からアルコールランプで熱されて、グツグツ音をたて沸騰していた。


「これらんれすか?(これ何ですか?)」


鼻をつままずにはいれないくらい悪臭を放つコレ…。何。




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