叶わなくても

バレンタインの戦争

2月。

いよいよあるイベントが近づいてきた。

それは・・・

バレンタイン!!

あたしは、そういうのとか結構細かくするタイプなので・・・

でも、あたしは迷っていた。

毎年、聖也には義理チョコとしてあげていた。

でも、今は・・・聖也の彼女。

あげたら、喜んでくれるかな・・・

あたしは、友達の沙李奈(さりな)に相談していた。

「でも、やっぱり聖也君は貰ったほうが嬉しいと思うよ?」

「・・・だよね?」

「うん」

「あたし、今年手作りするから一緒にしない?」

「うん! する!!」

沙李奈と、作る約束が出来てあたしはとても嬉しかった。


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