叶わなくても
でもね、
もし、
もしも、
聖也があたしを選んでくれたら、嬉しいな・・・と思う。
それまで、待ってる。
聖也の気持ちを知るまであたしは、待ってる。
そう、書いた手紙をあたしは封筒に入れて勉強机にしまう。
いつか、詩織が帰ってきた時この時は、こういう気持ちだったって言うのを知ってほしい。
いつか、詩織に渡せるように祈って・・・
「なぁ、詩織がいなくなってから一年近く経ったな・・・」
「うん」
「今頃どうしてるんだろうな」
「だね」
「俺さ、このまま詩織が帰ってこなかったらさ・・・羽衣を・・・」
「あたしを・・・?」
「ううん やっぱいい」
聖也が何を言おうとしたかは、わからない。
でも、あたしと聖也は詩織を待つ。
ずっと・・・
もし、
もしも、
聖也があたしを選んでくれたら、嬉しいな・・・と思う。
それまで、待ってる。
聖也の気持ちを知るまであたしは、待ってる。
そう、書いた手紙をあたしは封筒に入れて勉強机にしまう。
いつか、詩織が帰ってきた時この時は、こういう気持ちだったって言うのを知ってほしい。
いつか、詩織に渡せるように祈って・・・
「なぁ、詩織がいなくなってから一年近く経ったな・・・」
「うん」
「今頃どうしてるんだろうな」
「だね」
「俺さ、このまま詩織が帰ってこなかったらさ・・・羽衣を・・・」
「あたしを・・・?」
「ううん やっぱいい」
聖也が何を言おうとしたかは、わからない。
でも、あたしと聖也は詩織を待つ。
ずっと・・・