軽薄男に鉛弾を【新☆パラレル・ワールド企画作品】
そんなビビりの純一郎よりも

「俺は君とその銃の方が気になる」

最早、深に純一郎の援護の意志は無い。

「え〜お兄さんみたいなイケメンに、そうまで言わせてだんまりって訳にもいかんね」

とニヤニヤしながら

「あたし松山 怜っていいま〜す。今、高2で〜す」

トロンとしたアニメ声の彼女を見つめながら

「俺は坂本 深…大学で史学科研究生やってる…んだけど…」

イマイチ歯切れの悪い深

「だけど…どうしたのお兄…じゃなかった深さんだね」

そう言って下から深を覗き込む怜は続きが気になる。
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