軽薄男に鉛弾を【新☆パラレル・ワールド企画作品】
「君にも解る筈さ。この店の常連になったら歴史にかかわらず、全ての事で押し付けられた考えに憤慨する気持ちがね…」

何の事だろうか?

深が不思議そうな顔でグッチーの横顔を追いかけてると

「ごちそうさま怜ちゃん…今日は、怜ちゃんの顔見に来ただけなんでね」

と古びたちゃぶ台に500円玉を置いてグッチーは店を出ようとした。

あの500円玉は、どういう意味があるんだ?

新たな疑問が深の頭に芽生えた。

それに気付いたグッチーが

「ああ…これかい?拝観料だよ。だってここには下手な博物館真っ青の重要文化財が展示してるんだ。当然だろ」

などと言い出した。


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