軽薄男に鉛弾を【新☆パラレル・ワールド企画作品】
それを正面から受けた怜は無言で応急措置としてブルーシートが貼られた部分を指差した。

「あれが、どうしたってんだ?」

頭に血が昇る純一郎に、その意味は解らない。

「昨日まで、あそこに張り紙貼ってた」

怜の言葉で全てを察した深が

「ミューが突っ込まなきゃ今でもあそこにあったって事だよ。昨日の今日だからそこまで手が回らなかったんだろう」

って事は…

「純一郎は拝観料を支払う義務があるんだよ」

深のセリフに純一郎は当然

「深っ!お前友達だろ?俺との仲より、その女を取るのか?」

と非難する…が深の答えは

「お前なんかダチじゃ無ぇ!」

だった。
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