軽薄男に鉛弾を【新☆パラレル・ワールド企画作品】
「オレンジって…そのアル中ねえちゃんの事好いとぉっちゃなかったん?」

怜のセリフに凍り付く…

そりゃ好きさ…だけど身代わりなって死んでやるほど惚れてる訳じゃねぇ…

と言いたいとこだが

「ミューは純一郎くんだけの物よ」

と言われて言うに言えない…

普段ぽわ〜んとしてるミューだが、自分の身を守る為なら純一郎を犠牲にし、ちゃっかり助かろうって根性ぐらいは持ってたらしい

その証拠に純一郎の後ろにすかさず回り込みほくそ笑んでる。

「なかなかしたたかなねえちゃんやね…アル中さんは」

じゃれ合ってる二人にお構い無く改めて銃を構えた怜は

「この距離やったら人体程度なら貫通する…二人まとめて地獄に送っちゃあけん、ウチの店相手に踏み倒しやらしょうとした無謀さでも呪っときな」

そのセリフの後





"バーン!"





乾いた銃声が狭い店内に響き渡った。

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