軽薄男に鉛弾を【新☆パラレル・ワールド企画作品】
「あの子なら…お前が無茶せん限り大丈夫じゃねぇか?」

深的には小椋 みうなる女性は好感が持てるタイプだった。

彼は本気の恋愛ならば両手を上げて応援する。

だから今まで邪険に扱ってた純一郎に対して見込みアリなんて言える。

だが…

「ところで金貸せって言ってたよな?あの子相手なら…そんなに要るか?せいぜい映画行ってメシ食ってぐらいのもんだろ?」

深には腑に落ちない事があった。

「その気になってホテル行きたいからって…そこまでは面倒見ないぞ」

そこがハッキリしない以上は、下手に喜ばす事無くさらりと探りを入れねば…
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