とどまることなく……
クラスの奴らの仕業だ。
あたしは自分以外の席の椅子の上に画ビョウを数個ばらまいた。
♪キーンコーンカーンコーン♪
「やべぇ!ベル着ベル着!!」
クラスのボス猿的な男子、溝畑-ミゾハタ-が椅子の上に着席したときだった。
「いってぇーっっ!!」
まるでギャグマンガの中のワンシーンみたいに椅子からお尻を押さえて飛び上がった。
その時の溝畑の顔の可笑しいこと。
あたしはつい笑いそうになったが必死に笑うのをこらえた。