とどまることなく……
「おはよー彩。あれ?文香-フミカ-休み?」
文香も私の親友だ。
今日は休みなのかな。
「文香なら、さっきトイレ行ったよ」
「ほんと?ならいいや」
「でも帰って来るの遅くね?」
純-ジュン-が郁人-イクト-と顔を合わせた。
二人は同じ班の男子。
「見に行ってみる?」
「もう戻って来たみたいよ」
廊下から文香らしき人物がこちらに向かって歩いて来た。
だけど、どうも様子がおかしい。