美少女と美少年の事情




「ー…っぷはは!」

「…そんなに笑わなくても良いじゃん。」

「いやー。やっぱり、神谷は変わってるな~って思って。」

「ー…。」


此処は行きつけの喫茶店。駅から6分で、何というか小綺麗で雰囲気のある店だ。


今、私はレモンティー。笑っている彼女
はダージリンを飲みなつつお菓子も食べていた。


変なナンパの人から見た目は王子様っぽいあの東って人に助けて(?)もらって、数日たった。


「で、それから王子君に会ったの?」

「会ってないよー。」


今、私のコトを変わってると言ったこの人は小学校からの仲の同級生。
矢部千鶴(やべちづる)だ。
高校生になった今もお互い違う高校だが、よく外で会ったり最近、学校であったコトやお互いの趣味などについて話したりする、

本音を言える友達だ。


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