美少女と美少年の事情

「意味がわかりません」



翌日。今日からまた学校が始まった。実はと言うと、先週テストがあったから答案が返ってくるのは憂鬱だったりする。今はホームルーム中で、クラスの子と話し中。

「神谷さーん!こないだのテスト駄目だった?」

「その駄目だったって何?せめてどうだった?と聞いてよ!」

「えへへー!」

人によっては学校という場所が億劫だったりするみたいだけど、何だかんだ言って、楽しいし、いつか将来するであろう仕事よりは全然良いと思う。

テストが無ければの話だけど。

「おーい!皆、話をやめなさい!今日は話があるぞー!」

「先生ー!話って何ですか!?テストのコトですかー!」

「えーっ!もう、テストはしたくなーい!」

「だから話聞けっていつも言ってるだろうが。先週の金曜日に転校生が来るって言っただろう!!」

「男、女どっちー?」

「そんな話聞いてなーい。」

「今、廊下にいるから・・・はあ。おいっ!はいって来い!!東ー!」


「誰だろうね?神谷さん。」

「うん・・・。」

東って・・・。もしかして!
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